希望。 2009/02/26 (Thu)

トウキョウソナタ
私には
ずきゅんずきゅん
きました

ところどころで
勝手に涙が
こぼれてました

中盤までの
あの家族の
歯がゆい感じが
なんとも言えず
悲しさゆえの
美しさを感じつつ

終盤怒涛のように
崩壊していく
人間模様に
人間なんて
大嫌いだぁ～
ばんざ～い！！
みたいな気持ちになり
胸が熱く
なったのでありました

が

ラスト10分で
全てが変わった
そこには



希望



がありました


本谷有希子さんとか
ん～別役さんも
そうかなぁ
希望に満ちた作品よりも
こう、人間の人間故の
ドロドロした作品
ってのを見る方が
私は胸が熱くなるの
ですが

だからこの
トウキョウソナタも
あぁ
こんな作品だったんだ
なんてもう全体像を
決め込んでいた所があり

でもこのまま終わったら
救いようがないぞ
とかも思いつつ
見つめていて

ラストシーンで
少年が弾く
ドビュッシーの
月の光
あの瞬間
全てが救われ
間違いなく
一筋の光が
差し込んでました

それを見て
私自身も救われ
それと同時に
やっぱり
やっぱり
私は希望を持ち続けて
生きているんだなぁと
気付かされました

人間関係において
心根のどこかで
どうにも冷めている感が
否めなかったのですが
少年のピアノを弾く姿と
その音色に
心が動いたことで
どこかホッとして
いたような
そんな気がします


なんとなく
我が両親が
成しえていない部分が
自分の中にずっと
トラウマとしてあり
それを救ってくれた

私にとっては
そんな映画でした



どんなことがあっても
希望を持ち続けて
生きたいものですね
そしてそんな希望を
分かち合える人と
時を過ごせたら
死んでもいいって
思うのかもしれませんね