待つゆとり 2007/09/12 (Wed)

先日、実家からビデオテープを持ち帰り
自宅で見ようとして思ったこと。

再生するにあたって
テープが巻き戻っていなかったので
巻き戻しボタンを押す。

シャーって言う音と共に
そんな速度でテープは巻き戻されてる。
それを、じっと待つ。
待ちながら、この感覚久しぶりだなぁ・・・と思ふ。

ビデオテープなんてここんとこいじっていなくて
全てDVDなわけで、音楽だってiTuneかiPodだし
この｢シャー｣って音を聞きながら
己が静止していること
に、ふっと気づいてしまった。
そして
「今あたしは、テープが巻き戻るのを待ってんだなぁ」
って、しみじみ思ってしまったわけです。

そうしたらなんか、そのことが妙に楽しく思えてきて
つまり、今自分は見たいものを見る為に待っているわけで
それってちょっとワクワクすることのはずで
デジタリアンだったら一瞬で済む便利さも
裏を返せば、このワクワクをそぎ落とす連続であったりして

そりゃあ確かに、時間がなかったり
映像や音を仕事にしている人にとっちゃー
一瞬でワープできる方が効率がいいわけで
それはそれで時間を有効に使えるわけで
そこはひとつ、そのままでお願いしますってー感じなんだけれどもだね

人の営み規模で考えてみればだね(どんだけの規模じゃ(＞＜))
人として一番大切なのは
心の豊かさであるからして
その心の豊かさを感じる為には
｢時｣と言う隙間がなければならないと思うわけで
とすると、これからはいろんな意味でマイナスする意識を持つと言うこと
これ大事なんじゃないかなー。

そりゃあ、そりゃあヨシエンヌだって
ギッチギチにスケジュール入れて
それをこなして
生きてる感を実感するこたぁありますさ。
だから一概には言えんのだけどもね

マイナスしてみることで
時に心を豊かにしてみるのはいかがなものかね？
と言う提案です(笑)

マイナスしてみりゃーわかるよきっと。