明日の記憶。 2008/11/30 (Sun)

と言う
渡辺謙さん
樋口可南子さん
主演の映画が
たまたま点けたＢＳで
やってた

若年性アルツハイマーに
掛かってしまった
50歳の男性と
その妻のお話

夫婦それぞれの
思いの中で共に
苦しみ傷つき
最終的にはある日
奥さんの顔も
名前も忘れてしまう
そういうお話

まいったなー
また泣いちゃったよ(笑)



この映画のラストは
陶芸教室へ通っていた
旦那さんが

これだけは
忘れたくないなぁ…

とつぶやきながら
見つめていた
作りかけの湯のみの
アップ

劇中湯飲みの柄は
映されていなかったが
ラストの湯のみには
奥さんの名前が
ひらがなで
彫られてあった

結局
忘れちゃったんだけどね



観終わって思ったこと

悲しい思いでも
忘れない方が
いいのかも知れない
そう思った

記憶から消して
しまいたいような
悲しい出来事
心の傷やなんか
そういったものは全て

思い出せなくなりゃいい

て
思ったりすること
ありませんか

だけど
そんな思いを抱えてて
いんじゃないかって
それも大事なんじゃ
ないかって
そんなことを
思わされる映画でした

悲しい気持ちを
知っている人ほど
人に優しく出来るって
本当だと思います
だから
心無い言葉を
言われる時
あぁこの人は
悲しみの数が
少ない人なんだな…
って
そ思います

悲しみは
多いよりは
少ない方がいいけど
この気持ちを知らないと
人間ダメになっちゃう




人の傷みに敏感に
ひとにやさしく